「押す・引く」は、ものを扱ったり、他者と接したりするときに必要な動作です。
大切なのはこの動作ができる・できないではなく、力を調節してできるようになることです。
一般的には、3・4歳ごろに力の加減ができるようになりますが、
発達に特性のある子は、力の調節が苦手な場合が少なくありません。
具体的には、
・おもちゃの扱いが雑:おもちゃを箱に投げ入れて片づけたり、優しく扱えない
・友だちとのやりとりが乱暴:友だちに声をかけようとして力いっぱい肩をたたいたり、強く引っ張る
などは、力のコントロールがうまくできないために見られる姿です。
適切な力で「押す・引く」ができるようになるためにはまず、相撲ごっこのように思い切り力を出せる大きな動きをたくさん経験することが大切です。
そうして大きな動きを十分におこなってから、そーっとモノを運ぶ練習をするなど、
小さな動きを体験できるようにします。
毎日の活動や遊びの中で、子どもたちにどのような苦手があるかを確認しながら、
一人ひとりの状態に合わせたサポートをしていきたいです。
放課後等デイサービスいろは・放課後等デイサービスハチドリ
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