強迫性障害とは、自分の意思に反してある考えが頭に浮かんで離れず、その強迫観念で生まれた不安を振り払おうと何度も同じ行動を繰り返してしまうことで、日常生活に影響が出てしまう状態をいいます。
強迫性障害の具体例として、以下の症状があげられます。
①不潔恐怖と洗浄
何度も手を洗う・汚いと感じてしまい触れないものがある
②加害恐怖
だれかを傷つけてしまうかもしれないことへ恐怖心を持つ
③確認行為
鍵をかけたか何度も確認してしまう
④儀式行為
独自のルールや手順で物事を行わないと、恐ろしいことが起こるという不安から、同じ手順で作業をすることがある
⑤数字へのこだわり
不吉な数字や幸運な数字に縁起を担ぐというレベルを超えてこだわる
⑥物の配置、対称性などへのこだわり
物の配置に一定のこだわりがあり、必ずそうなっていないと不安になる
特に上の①②③の症状が出る傾向が多いと言われています。
【強迫性障害の子どもへの対応】
強迫性障害の症状は、ストレスや生活環境の変化などが原因では発症するケースが多いそうです。
また、性格の問題ととらえる場合が多く、病院を受診することを控える人も多いといいます。
しかし、本人だけでなくその家族の生活に支障がでてくる場合は、医療機関に相談することが大切です。
学校などの環境を変えていくのは難しいですが、強迫性障害への認知が広まることを願うばかりです。
放課後等デイサービスいろは
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