発達障害の基本理解

「発達障害」ということばは、生まれつきの特性で、発達過程で気づくことが多い行動や認知の障害の総称です。

脳の働き方の違いにより、幼児のうちから行動面や情緒面に特徴がある状態を指します。

診断名には、

「注意欠如・多動症(ADHD)」

「自閉症スペクトラム症(ASD)」

「学習障害(LD)」

「発達性協調運動障害(DCD)」などがあります。

これらは別々の障害なので、症状や特性は異なりますが、「集団生活のなかで困難を抱える」という共通点があるため、「発達障害」とひとまとめにされています。

発達障害は、脳の中枢神経の働きによるもので、保護者のしつけや育て方によるものではありません。

発達障害の原因である脳の機能障害そのものは、注意欠如・多動症の症状に有効な薬を除き、手術や薬で治すことはできません。

しかし、子ども自身の発達や周囲の働きかけ、環境の整備などによって、不適切な行動を改善していくことは十分に可能だといえるでしょう。

⇩今回、こちらの書籍から引用しています!

次回は、ADHD(注意欠如・多動症)の基本理解についてご紹介します。

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