【ADHD】注意欠如・多動症

ADHDは、注意欠如・多動性障害ともいわれ、

年齢に応じて、行動や言葉に不注意多動衝動性といった特徴的な症状がみられます。

〇特性

・注意力が不足

・落ち着きがなく多動

・衝動的な言動をコントロールするのが難しい

・集中すると切り替えない

〇よく見られる行動

・忘れっぽい

・落ち着きがない

・集中力が続かない

・考えてから行動できない

・待つことが難しい

・じっとしてられない

・喋りすぎる

・順番を待てない

・他人をさえぎったり、割り込んだりする

・ルールが理解できず、パニックになる

こうした特性が原因で、行事に参加できない・保護者の指示が通らない・友だちとのトラブルが絶えないなどといった行動がみられることがあり、自尊感情が育ちにくい傾向があるといわれています。

【具体的なサポート】

・言葉だけでなく視覚にうったえる

 「絵カード」や「やることリスト」をつくり、目につくところにはることで、

 優先順位や物事の進行度をチェックしやすくなります。

 また、計画表やタイムタイマーを使うと、スケジュールを明確にしたり、

 視覚的に時間を意識させやすくする効果も期待できます。

 

・自信をつけるための、成功体験を増やす

 スモールステップで、課題を小分けにすることでやる気が出やすくなるといわれています。

 好ましい行動があった場合は、その場ですぐ褒めることも重要です。

・ボイスレコーダーや色分けファイルなどの便利グッズを活用する

 いろはでも、タイムタイマーや個別のスケジュールを活用しています。

 

同じADHDでも、その特性はひとりひとり違います。

そのため、その子どもが持つADHDの特徴を理解することが大切だと感じました。

発明家のエジソンもADHDがあったといわれるように

「ひとつのことに集中できない」から「ひらめき」がうまれ、

衝動性は実行力としていかすことができます。

“その子どもの長所をみつけ、伸ばし、自信をつけさせる”

いろはでも、「子ども本人が長所を自覚できる」ような声掛けやかかわりをしていきたいと思います。

今回は、こちらの書籍を参考にしています。

放課後等デイサービスいろは