ゲームで負けたり、並ぶ順番で1番になれなかったりすると、
怒ったり、泣いたりする子どもの姿がみられます。
これは、「勝つこと」や「いちばんであること」が「よいこと」
という考えが固定されているためです。
さまざまな変化や予定の変化を受け入れることが苦手という特性があるため、
自分で決めたことや思い込んだことは、なかなか変えることが難しいと考えられます。
そのため、勝ち負けのあるゲームをする時は、ルール説明をする時に、
「負けてもいいよ」「最後まで楽しく遊ぼうね」
と声をかけるようにしています。
また、日常的に「早くできた子ども」や「競争でいちばんだった子ども」ばかりを褒めると、
「いちばん」へのこだわりや、「勝つこと」への価値観が根付きやすくなり、
それ以外を受け入れることが難しくなることがあります。
「丁寧に作品が作れたね」「静かに話を聞けていたね」など
大人が視野を広げて、日頃からさまざまな価値観を子どもに示すことが大切です。
今後も、『想定外の場面に遭遇しても、最後まで楽しく遊ぶためにはどうすればいいか?』
といった視点を大切にして事前の手立てを考えていきたいと思います。
放課後等デイサービスいろは
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