子どもを叱るとき

特性があるからとわがままを容認したり、放っておくのは子どもの成長にとってよくないことです。ときには上手に叱ることも、子どもを伸ばすうえでは必要です。

特性のある子どもの場合、どうしても叱られる場面が多くなりがちです。

そこでまず心に留めておきたいのは、叱る回数を減らすこと。また、叱る際には感情的にならないことも大切です。

もし、やってはいけないことをやめさせたいときには、「○○したらダメ」ではなく、言い方を工夫してみましょう。「部屋の中では走ったらダメ」ではなく、「部屋の中ではゆっくり歩こう」といったように、具体的に伝えることが大切です。

「○○はダメ」だと、子どもはどうしていいかわかりません。「□□しよう」と代替行動を示すことで、具体的にどんな行動をとればいいか子どもも理解していきます。

代名詞や抽象的な言葉を使わないこともポイントです。「きちんとしよう」「早く起きて」と言われても、抽象的な言葉が理解できない場合があります。そのため、「ハンカチを忘れないで」「10時には起きよう」など具体的な指示を出すことで、子どもも理解して行動しやすくなります。

とにかくわかりやすい言葉で、簡潔に、具体的に伝えることを意識しながら、これからも子どもたちに関わっていきます。

放課後等デイサービスいろは・放課後等デイサービスハチドリ