〝あそび″とつながる①

発達に特性のある子のなかには、お友だちと積極的に遊ぼうとするものの、うまく遊べず、すぐにトラブルになってしまう子がいます。

本人はみんなと楽しく遊んでいるつもりですが、本来の遊びのルールや流れから外れた行動や言動をするため、お友だちから非難されたり、それに怒って手を出したりということが起こってしまいます。

具体的には…

イス取りゲームで、音楽が止まっていないのに1人だけ先にイスに座ったり、自分がイスに座れないと怒ってお友だちを無理やり押してまったり…。

そのため、楽しいはずの遊びの時間が気まずい雰囲気になってしまいます。

お友だちと仲良く遊べないのは、「その場の空気を読むのが苦手」「気持ちのコントロールが苦手」といった発達障害の特性が原因と思われがちですが、そもそも「その子が〝あそび″とつながれているか?」という視点で考えることも必要です。

すなわち、「イス取りゲーム」という遊びの本質を理解できているかどうか、ということです。

自分なりのイス取りゲームを楽しむことはできていても、他のお友だちと「あそび方」や「楽しみ方」が違うと、楽しさを共有して遊ぶことはできません。

音楽が止まっていなくてもイスに座れると「わーい、座れた!楽しい!」となったり、音楽が止まって自分が座れないと「自分のイスがない!」と怒ってしまうのは、他の子たちと「あそび方」「楽しみ方」が違うからです。

遊びと正しくつながれていない子に「みんなと仲良く遊ぼう」と伝えるだけでは、うまく遊べるようにはなりません。遊びと正しくつながるための援助を考えることが大切です。

さて、詳しい援助方法については、次回ブログにて…

↓こちらの書籍を参考にしました

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