〝あそび″とつながる②

前回ブログの続きです。

お友だちと仲良く遊ぶためには、他の子と「あそび」のイメージが一致しているかどうかが重要です。

では、遊びと正しくつながるためにはどのような援助ができるのでしょうか。

まず、遊びとつながるためには保育者の介在が必要です。

大勢のお友だちとイス取りゲームをしても、みんながどんなルールで遊んでいるのかを理解できません。発達に課題のある子は「何度も遊べばわかっていく」わけではないので、その子が理解できる方法で手厚くサポートする必要があります。

まずは、その子と保育者、または2~3人でイス取りゲームをしてみましょう。少人数だと遊び方や楽しみ方を理解しやすくなります。

保育者と1対1でのイス取りゲームが楽しめるようになれば、他のお友だちが遊んでいる様子を「見る」時間を設けることも大切です。みんなが遊ぶ様子を見ることは「どうやって遊ぶのか」「どう楽しむのか」を学ぶ機会になるのです。

そして、お友だちの遊びに興味を持ちにくい子には、その子の好きな「もの・こと」で遊びを設定しましょう。その子の好きなものや得意なことを遊びに入れ、周りのお友だちをその遊びに引き込んでいくとよいでしょう。

また、どんな遊びなのかを説明する際には、イラストや写真を使うなど視覚支援も取り入れて説明すると理解しやすくなります。

さらに、遊ぶ前に「イス取りゲームで座れなかったときは、別のイスに座って応援しよう!」といった約束をしておくとトラブルを減らすことにもつながります。

私たちも普段から集団遊びの時間を設定していますが、「ルールや楽しみ方をみんなが同じようにイメージできているか」という視点も意識しながら、集団遊びを進めていきたいです。

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