「ど言葉」を使ってみよう

大人と子どもが口論になっている場面を見かけたことはありますか?

子ども 「めんどくさい!」                               大人 「そんなこと言いません!」                            子ども 「うるさい!バカ!」

保護者と子ども、学校にて教師と児童のような間の中で、このような堂々巡りのやり取りが続いてしまっている場面です。この記事を読んでくださっている人の中にも、見たことがあるだけではなく、経験したという方もいることと思われます。

大人の発言や行動への反応として返ってくる、挑戦的・否定的・反抗的な子どもの言動は           「カウンター」と呼ばれます。

「カウンター」が返ってくると、大人もつい感情的になってしまい、「なんでそんなことを言うんだ!」「その言葉遣いは何だ!」などと言い返したくなる時もあるでしょう。          ところが、大人が言い返すと、その言葉が新たな刺激となり、子どもの更なる「カウンター」を呼び、本来伝えたいことを伝える機会が失われ、口論が延々と続くことになりかねません。このような悪循環にはまり込まない為に、次で紹介する「ど言葉」を実践してみてください。

「ど言葉」とは、すなわち「ど」で始まる言葉です。

例えば、子どもが乱暴な言葉遣いをしたときに、感情的にならず、落ち着いて          「うしたの?」と問いかけると、「カウンター」の可能性が低くなります。

このように、「カウンター」を予防する方法は、「カウンターコントロール」と呼ばれ、その後の会話でも「ど言葉」を使って行くことで、悪循環にはまり込まないようにしていきましょう。

例えば                                           「れくらい嫌なの?」                                          「んな気分かな?」                                      「うやったら気分はおさまるかな?」                                          などと尋ねて会話を続けてみましょう。これら「ど」のつく言葉の特徴は、話題を「原因」と「解決法」の方向にもっていくことが出来るという点にあります。非常に役立つ、効果的な言葉なのでぜひ使ってみてください。

こちらのリンクの書籍を参考にさせていただきました。

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