以前から食べることが好きなお子さまでも、
昼食の時間に、食べ始めるまでに時間がかかる時がありました。
個別でスケジュールを作ったり、ご自宅で使っている食器等に変えてみたり…
さまざまな方法に挑戦してみたものの、あまり変化がみられませんでした。
しかし、空っぽになったお皿を職員にみせてまわり、
「すごいね!」「全部食べたね!」と褒められることがルーティーン化されるようになると、
以前よりスムーズに食べ始める姿がみられるようになりました。

子どもたちとかかわる場合、
療育者の思いが先走ってしまわないようにすることが大切だと感じました。
「〇〇な姿を目指してほしい」と思っても、
子ども自身が「〇〇したい」と思わなければ、逆効果をもたらすかもしれません。
「できた!」という成功体験の積み重ねから、
今度は「自分からやってみたい!」と思えるような、
子どもを主語にした環境を整えることが必要だと感じます。
今後も子どもたちを観察し、気持ちを想像しながら支援の手立てを考えていきたいと思います。
放課後等デイサービスいろは
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