LDとは「Learning Disabilities」の略で、「学習障害」と訳されます。
知能全般は正常であっても、「聞く」「話す」「読む」「書く」「計算する」「推論する」など脳の認知機能のいずれかに不具合が生じた状態をいいます。
また、ADHDやASDと併存している場合も少なくありません。
LDにおいては、読むことが苦手な「読字障害」と、書くことが苦手な「書字障害」が大きな部分を占めています。
具体的には、
・文字を正しく読めない/書けない
・間違った発音をする
・漢字の部首を間違う/音読みと訓読みがわからない
・文章がうまく書けない
・言葉のつながりがわからない→文章の音読はできるが意味が理解できない
などで、国語を学んでいくうえで大きなネックとなります。
読み書きがうまくいかない状態の一つに「ディスクレシア=失読症/難読症」があります。これは知的な遅れがなく、普通に会話ができるにも関わらず、文字の読み書きがうまくできない状態です。
他にも、繰り上がりや繰り下がりが理解できない・九九を暗記しても計算に使えない等の計算障害もあります。
近年では、特性による困難を支援する様々なツールが登場しています。
「文字カード」「絵カード」といったものから、PCやタブレット、デジタル教科書、ペン型音声再生機など、様々なツールがあります。
学び方は一つではありません。多様な学び方があります。
ICT機器やアプリもうまく使いながら一人ひとりに合った方法を見つけることが、苦手の克服や自信につながっていきます。
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