褒めて、伸ばす②

「褒めること」と「甘やかすこと」は別物です。

甘やかすとは、子どものわがままを許してしまうこと。特性があるからといって、わがままを全部許してしまうと、将来の自立や自活が難しくなります。

一方、褒めるとは、どんなに小さなことでも、子どもが一つの壁を乗り越えたことを認めることです。

適切に褒めることが子どもの意欲を高め、得意を伸ばす原動力になるのです。

前回ブログの続きで、褒める際のポイントについて以下にまとめます。

● 毎日褒める

例えば、「嫌いのものが少し食べられた」「学校に行く準備ができた」など、小さな頑張りや進歩が見受けられたら、何度でも褒めましょう。

● 得意分野を見つけて褒める

机の前にじっと座るのが苦手でも外で遊ぶことが大好きなら、元気があることを褒めましょう。特性のある子どもは、「できること」と「苦手なこと」がはっきりと分かれることが多く、苦手なことは本人の努力ではどうにもならない場合があります。そのため、得意分野を見つけて褒めることで、子どもは自信を持てるようになっていきます。

● 頑張っていることを褒める

子どもが何かに取り組む際、たとえ結果が上手くいかなかったとしても、「すごく頑張っていたね」と結果ではなく過程を評価して、ポジティブな声かけをしましょう。

● 褒めるところを見つけ出そう

他人のアラを探すのは簡単ですが、良いところを見つけるのは意外に難しいもの。たとえば、子どもが大人に叱られてしょんぼりしていたなら、「自分の失敗を理解して反省できている」と捉えることもできます。失敗よりも反省できていることに焦点をあて、そこを褒めましょう。

マイナスではなく、プラスになるものの見方で子どもに伝え、褒めることが大切です。

↓こちらの書籍を参考にしました

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