痛みや不快感は、人間が健康を保つために欠かせないものです。
外部からの刺激は、暑さ・寒さ・痛み・かゆみなど様々なものがありますが、特性のある子どもの中には、そうした外部刺激がすべて平等に入ってきてしまい、どれが自分にとっての危険信号なのかがわからない場合があります。
すなわち、「ケガをしたときに痛みを感じにくい」「熱が出ているのに不調に気づきにくい」といったことです。
その理由としては、
・暑さや寒さを感知するのがむずかしい
・肌への刺激の全情報を感じ取るため、どれが危険信号なのかわからない
・痛みをかゆさで感じるなど、感覚統合のつまずきがある
ことが考えられます。
そういった子への具体的なサポート方法として、
いつもより顔が赤くないか(発熱)、トイレに行く回数が多くないか(腹痛)、身体の動かし方がいつもと同じか(ケガ)など、日ごろから子どもの様子をよく観察しておくことが大切です。
また、自分から「暑い」「痛い」「しんどい」と不快感を訴えなくても、汗をかいたら着替える、寒い日には長袖を着る、日差しが強い日には帽子をかぶるといった体温調節の方法を教えましょう。
いつもと違うなと感じた際には積極的に声をかけて、子どもたちの不調にいち早く気付けるよう、普段から子どもたちの様子をよく見ていきます。
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