偏食への実践アイデア

2025年1月31日のブログ(下記にリンクあり)にて、偏食のある子のその理由についてまとめさせていただきました。

今回は、偏食のある子に対する実践的なアイデアを一部ご紹介させていただきます。

1.食材が分かりやすいように分けて出す

食材が混ざった料理は、何が入っているのかがわからないために手が出ないこともあります。食材別に分けることで、食べられるものに手を出しやすくなり、支援する側もその子が何を食べられることができるのかが判断しやすくなります。

2.カリカリにすると食べられる場合も

偏食がある子の中には、カリカリとした食感を好む子がいます。あくまでカリカリというのは一例なので、例えば同じ食材でも、「揚げる」や「炒める」などで調理法を変え、食感が変わることで、食べられるようになる可能性があります。

3.周りの音が気になる子は別室やイヤーマフを

周囲の音が気になって食事に集中できなければ、別の部屋で食べることも選択肢の一つです。またイヤーマフを利用してその子にとって静かな環境を用意することで改善されることもあります。

4.冷やす事でにおいを抑える

特定の料理のにおいが苦手な場合、冷やすとにおいが抑えられることがあります。徐々に常温に戻しつつ、においに慣れながら食べられるようにしていきましょう。

5.こだわりの食器をつくる

好きなキャラクターの食器などを使い、食事に対するモチベーションを向上させて、食べることを楽しいと思ってもらう事で改善される可能性があります。

偏食支援では、子どもの様子を見ながらの試行錯誤が必須になります。子どものその日の体調や気分次第で上手くいった支援も次の日には逆効果になることもあります。「よく日中に運動していた」や「お友だちとけんかをしていた」などその日の食事以外での様子にヒントがある時もあります。支援する際も「なんとかしなければ」と肩ひじ張らず、楽しい雰囲気づくりを大切に、出来ることから小さな支援を積み重ねることが大切です。

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こちらの書籍を参考にさせていただきました。

放課後等デイサービスいろは・ハチドリ