対応の基本「ベーシック5」

本記事で紹介するのは、子どもへの対応の原則となる「ベーシック5」という基本的なスキルです。子どもへの対応を考える時に大切なことは「安心感を与える事」です。「ベーシック5」はまさに安心感を与えられる接し方であるので押さえておきたいです。

① 見つめる

子どもが自分の方を見てきたら、大人は目を合わせて見つめ返してあげましょう。ただし「子どもが見てきた時」だけで充分です。勉強や工作の途中に集中している時にわざわざのぞき込んで目を合わせようとする必要はありません。

② ほほ笑む

大人はいつでもにこやかに接することを意識しましょう。子どもがこちらを見てきた時には、特に笑みが大事になります。ここでのポイントは歯を見せる事です。口を閉じたまま、口角を上げてほほ笑んでも、見ている子どもの脳は「あの人はほほ笑んでいる」というように認識しません。人間の脳は、歯を見せて褒めることで「笑み」を認識できます。歯がポイントになるのでそこは外さないようにしましょう。

③ 話しかける

この話しかけるはとても大事で、朝起きたらすぐに話しかける意識を持ちましょう。特に教育現場などで保護者の方ではない大人も出会ってすぐに話しかけることはとても大事です。「おはよう」という挨拶や「昨日どこ行った?」と話題を振り、子どもが答えたらしっかりと反応してあげましょう。

④ 触れる

子どもが望ましい行動を行い、その行動を強化していきたいとき、たくさん触れるようにしましょう。「タッピング」という方法があり、ポンと軽く肩をタッチしましょう。ぽぽーんと素早く2回タッチするのも良いでしょう。子どもの特性によってはより刺激の強い2回タッチの方が、こちらの気持ちが伝わるときもあります。また、子どもの特性によっては頭をなでる行為が圧迫感を覚えてしまうというケースもあるので、その子その子に合ったタッピングの方法を見つけていきましょう。

⑤ 褒める

一口に褒めるといっても様々な方法があります。大声で「すごい!」というのも小声で「すご~い」とつぶやくように言うのも褒めるです。様々な褒め方があって、強弱を使い分けることで子どもの脳に与えられる刺激も変わります。

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「ベーシック5」を意識し、子どもに安心感を与える対応を身につけましょう!

こちらのリンクの書籍を参考にさせていただきました。

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