「褒めること」と「甘やかすこと」は別物です。
甘やかすとは、子どものわがままを許してしまうこと。特性があるからといって、わがままを全部許してしまうと、将来の自立や自活が難しくなります。
一方、褒めるとは、どんなに小さなことでも、子どもが一つの壁を乗り越えたことを認めることです。
適切に褒めることが子どもの意欲を高め、得意を伸ばす原動力になるのです。
前回ブログの続きで、褒める際のポイントについて以下にまとめます。
● 毎日褒める
例えば、「嫌いのものが少し食べられた」「学校に行く準備ができた」など、小さな頑張りや進歩が見受けられたら、何度でも褒めましょう。
● 得意分野を見つけて褒める
机の前にじっと座るのが苦手でも外で遊ぶことが大好きなら、元気があることを褒めましょう。特性のある子どもは、「できること」と「苦手なこと」がはっきりと分かれることが多く、苦手なことは本人の努力ではどうにもならない場合があります。そのため、得意分野を見つけて褒めることで、子どもは自信を持てるようになっていきます。
● 頑張っていることを褒める
子どもが何かに取り組む際、たとえ結果が上手くいかなかったとしても、「すごく頑張っていたね」と結果ではなく過程を評価して、ポジティブな声かけをしましょう。
● 褒めるところを見つけ出そう
他人のアラを探すのは簡単ですが、良いところを見つけるのは意外に難しいもの。たとえば、子どもが大人に叱られてしょんぼりしていたなら、「自分の失敗を理解して反省できている」と捉えることもできます。失敗よりも反省できていることに焦点をあて、そこを褒めましょう。
マイナスではなく、プラスになるものの見方で子どもに伝え、褒めることが大切です。
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